2009年06月22日

陰謀論との付き合い方

私は比較的に陰謀論を好むほうだと思う。
大久保秘書逮捕は漆間が関与していると思っているし、911はアメリカ政府の自作自演だと思っている。
ただ、これは個人的に思っているというだけで、他の人に主張して押し付けるつもりはない。

陰謀論には以下のような段階がある。

1. 事件発生
2. 各種メディアの報道
3. 報道内容の検証による、明らかに異常な部分の発見
4. 異常な部分が説明可能な裏事情の想像

一般に陰謀論と言われるのは4の部分であり、ほとんどのケースで検証不能である。ただし、50年後とかにアメリカ政府の機密文書公開で明らかになるケースも存在する(核持込の密約、児玉誉士夫がCIAのエージェントだった、など)。
通常、異常な部分を説明できるストーリーは多数存在する。そのうちどれが正しいのか、あるいはどれも正しくないのかは一般には検証できないため、十分な説得力を得ることはできない。
なので、得意げに陰謀論を説くと普通は引かれる。

ただし、背景が十分に説明できないからといって、3で見つかった「明らかに異常な部分」を勘違いとか、事実誤認と見なすのは大きな間違いだ。
Loose Changeのビデオでは、911でWTCが倒壊したのは、飛行機が原因ではないことが検証された。ペンタゴンに突っ込んだのは旅客機じゃないことも検証された。野口さんの事件が自殺でないことも、報道された状況(両手首と首筋を切ってから最後は切腹で腹部の動脈切断など)から考えれば誰でもわかる。
これだけの事実で911はアメリカ政府の自作自演とまでは結論できない。このように明らかな異常を放置している以上、アメリカ政府は何らかの関わりがあるのは推定できる。何についてどのように関わったかは想像の域を出ない。
野口氏の事件でも警察に対して何らかの圧力がかかったことが推定できる。そうでなければ沖縄県警の単なる職務怠慢になってしまう。どういう事情でどこから圧力がかかったかは想像しかできない。

言論を展開するものは不用意に陰謀論を展開するべきではない。
検証までを緻密に行うことが重要だ。ここまでは演繹的なプロセスであるので、説得力を持たせることが可能である。
陰謀論の展開は帰納的なプロセスであるので、説得力を持たせるのは困難であるので、陰謀論を展開するときは最初に逃げ口上を打つのが望ましい。例えば「以下は筆者の想像であるが・・・」とか「・・・と考えれば辻褄があう」といった書き方である。
自分が陰謀の被害者となった場合に、証拠もなく陰謀の本尊を非難するのは悪手である。検証と想像の境界を明確に意識して作戦を立てる必要がある。

なお、郵政にも様々な陰謀が渦巻いていると思うが、ガバナンスの仕組み上、陰謀を解明しなくても西川氏の更迭には十分であった。世論の批判を省みずに鳩山前総務相を辞任させた麻生総理の振る舞いは明らかに異常であり、背後にある何かを想像させる。
posted by naotok at 00:41| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 政治話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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「陰謀論との付き合い方」の補足
Excerpt: 陰謀論には程度の高いものと低いものがある。 程度の高いものは、守備的であり、間違いであることが検証可能なことは主張しない。(ただし、正しいことが検証可能なわけでもない。それは陰謀論の宿命だ) 程度の低..
Weblog: naotokの朝トレ日記
Tracked: 2009-07-20 02:57
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