2010年04月05日

温暖化と温室効果

今日発売の週刊ダイヤモンドに「赤祖父俊一」という人の「IPCC報告書にデータ操作あり/政治で歪められた地球温暖化説」という寄稿記事があった。要はこのブログでも以前に取り上げたクライメートゲート事件などを取り上げて、炭酸ガスによる地球温暖化説に疑念を投げかける主旨の記事だ。
この記事の主旨は読めば大体分かるのだけれども、困ったことに主張がはっきりしない。「政治利用された疑いが濃厚だ」と言われても、「そうですか。僕はそう思わない」としかいいようがない。

あと、「じつは温暖化の95%は水蒸気による」という文章があり、実はここが非常に気になる。水蒸気が重要なのは確かだが、ここは「温暖化」ではなく「温室効果」と書かなければ意味が通じない。地球物理学の専門家が書き間違えるような言葉じゃない。こんな文章を読んだ一般の方は混乱してIPCCへの不信感を強めるだろう。不信感を煽るために意図的にこのような書き方をしたのではないだろうか。
また、IPCCのモデルの不完全さを繰り返し強調しているが、モデルが不完全なのは当たり前だ。分かっている範囲、また計算可能な範囲でモデルを構築して予測するもので、これはシミュレーションに限った話じゃなく科学の方法論そのものだ。

最も気になるのは温暖化懐疑論に対して社会もしくはメディアが寛容な割りに、温暖化懐疑論への懐疑論を見る頻度が少ないことだ。
懐疑論の科学的なレベルが低すぎていちいち反論してられない面もあるのだろうが、懐疑論に対してIPCC側の論者がいろんなところで丁寧に反論するのは重要だと思う。
posted by naotok at 02:18| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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